平成25年9月20日 産業都市委員会

◆委員(井上ノエミ君) 
 竪川の不法係留状況についてお伺いします。
 現在9隻の船が川の中に沈んでいるわけです。この船に対してはどうするつもりでしょうか。船からガソリンが漏れているような問題はありませんか。災害のときに、これらの船が避難や救援活動の邪魔になりませんか。急いで対策を立てる必要があると思います。
 また、その費用に関してですが、沈んだ船の撤去には200万円ぐらいお金が掛かると聞いています。そのお金はどうするのでしょうか。船の持ち主に請求すべきだと思いますが、いかがでしょうか。

◎土木管理課長(天海晴彦君) 
 沈船に関しましては、確かに9隻ございまして、現状におきまして、燃料漏れというものは確認されてございません。このため、今すぐに危険ということにはならないかとは思いますが、井上委員ご指摘のとおり、この船が流れ出してしまったり、ほかの船舶との衝突事故、また橋脚への衝突事故等の懸念もされるため、これから東京都が行います耐震護岸整備に併せて、できる限り早期に撤去・処分することという予定で進めているところでございます。
 また、区が実施しています定期的な巡視におきまして、沈船の状況の確認と所有者の警告も実施していまして、今後も事故発生の防止に努めてまいりたいと考えています。
 それから、費用負担についてですが、基本的には、所有者が分かっている船に関しては、その所有者に移動若しくは処分に要した費用を請求させていただくことになります。
 ただ、中には所有者が分からない船もございまして、これは東京都が行いますけれども、河川法に基づく簡易代執行を行わせていただいて、最終的にはごみとして処分することになります。